社会人5年目の方に聞いてみた。Vol.1

川嶋: 今日は社会人5年目、自動車業界にお勤めの事務職、中島さん(仮名)に話をお伺いしました。
社会人5年目と言うと、会社や仕事にも慣れ、業務については一通りできるようになっている人材というイメージがあります。
どのようなお話をお伺いできるのでしょうか、楽しみです。


1、社会人になってからの悩みは人間関係


川嶋: こんにちは。本日はよろしくお願いいたします。

中島さん: こんにちは。よろしくお願いいたします。

川嶋: 今日はお時間をいただきありがとうございます。

中島さん: いえいえ、大丈夫です。

川嶋: では早速、お話を聞かせていただけますか。
今まで仕事をしていて一番困ったこととか、一番悩んだことなど、どんなことがありますか?

中島さん: 一番は人間関係ですかね。
先輩ですごくきつい人がいたんです。きつかったですけど、でも今、言われたら多分、素直に受け入れられたんですけど、あのときは私も精一杯だったのもあって、ちょっとギクシャクしちゃった時がありました。

川嶋: その方は指導が厳しいタイプの方なのかな?

中島さん: その人は長く(その仕事を)やっていらして、すごいできる人だからだと思います。

川嶋: 長く一つの仕事をされていると、その分野のこと何でも知っている人になるものね。困ったら何でも聞いて!的な。その方は、もしかすると、その仕事のプロではあるけれど、次の人に教えるとか、人を育てることが得意ではない感じの方だったのかな。

中島さん: そうですね。「そう言わずに教えてくださいよ。」みたいな、どんどん向かってくタイプの人だったら多分可愛がられるっていう感じの方ですね。

川嶋: なるほど。そういう感じの方だったんですね。他に人間関係で何か悩みや困ったことはありますか? 

中島さん: 誰ということではないのですが、聞きたいことを聞ける人に聞きづらいということが悩みでしょうか。

川嶋: 質問したり、相談したりが聞きづらい?

中島さん: そうですね。あとプライベートの話の相談とかはあんまり誰にもしてないです。同期とはちょくちょく話しますけど、でも相談とかはそんなには話さないかな。自分が話したいって思ったら話しますけど、そこまでは言わなくてもいいのかなって思ってしまって。

川嶋: 仕事の話はどうですか?

中島さん: どうしても、聞きづらく感じてしまう癖といいますか、分からないことがあって聞きたいけど聞けない…でもお客さんいるし…どうしてもっていう時にだけ聞く、みたいな感じです。

川嶋: 聞きたいけど聞きづらい。それは、どうして聞きづらいのかな? 相手が忙しそうだからとか?

中島さん: それもありますし、何回も聞いちゃうからっていうのが相手に申し訳なく感じて。

川嶋: 相手の状況を考えると、聞きに行きづらいってことなんですね。

中島さん: そうです。

2、相談相手はお父さん!


川嶋: そこからどうやって今みたいに後輩に慕われて、「困ったら中島さんがいるから大丈夫」って絶大な信頼を得るほどになったの?

中島さん: 私、自分の性格的にダラダラするのがあんまり好きじゃなくて。事務の時はキチっとしたくて。事務はお金関係も扱うので、本社に迷惑かけるっていうのがすごく自分の中で嫌だったんです。それで、家族にも結構、相談しながら学びました。迷ったときは大体、父親に相談していますね。3月末は決算があるのか、決算だから何かやっとくことがあるのかとか、そういうことを確認しときなさいとか。そういうのは父から言われてやっていました。
あとは職場の人たちの状況を見て、見よう見まねもありますよね。

川嶋: お父さんに仕事の相談できるって、すごく素敵ですね!

中島さん: 本当ですか。

川嶋: うん。あんまり聞かないよ?

中島さん: 全部、父親に言ってます(笑)

川嶋: 素敵!ご家族とは同居されていらっしゃるのかな?

中島さん: そうです。まだ実家で暮らしているんです。

川嶋: お父さんも同じ会社に?

中島さん: 違います。全然、違います。

川嶋: 会社とか業種は違うけど、仕事をしてる先輩というか、仕事してる大人の人で信用できる人としてお父さんに相談されている。めちゃくちゃ素敵じゃない?

中島さん: 父親は管理職をやっていたこともあったからかな、相談はしていました。

川嶋: めちゃめちゃ素敵!お父さん、きっと嬉しいですよね。

中島さん: そうですかね。結構、色々相談するかな。仕事に対して父親の存在は大きいかもしれないですね。
私は車の運転ができなかったんですよ。でも去年ぐらいからやろうって思って、付き合ってもらったりしました。

川嶋: 素敵ですね。お父さんは真面目な方?

中島さん: 真面目ですね。めちゃめちゃ真面目です。

川嶋: 誠実に答えてくれるっていうのは、相談しやすいですよね。

中島さん: しやすいです。男性側の目線を分かるから。男性が多い職場だから、余計にです。

川嶋: そうですよね。お父さんが管理職をされていると、直接の上司ではないけど、上司側の目線もちょっと分かるから、それもいいですよね。

中島さん: そうですね。そういうのもあって相談しますね。

川嶋: とっても素敵ですね。


Vol.2に続く

関連記事

PAGE TOP